リンキングって何?
ヨーロッパで始まったリンキング
もともと「リンキング」とは今、ヨーロッパで盛んに行われている先進国と途上国のコミュニティ同士、住民同士がつながる新しいタイプの国際協力活動です。途上国への一方的な支援ではなく、先進国と途上国の市民が顔の見える交流を行うことで双方が元気になるのが今までの 国際協力にはないリンキングのユニークな点といえるでしょう。
買い物でもリンキング?
ただし、リンキングをもっと広くとらえる考え方もあります。最も広くリンキングを考えれば、日本人が、途上国をはじめ世界の人々と交流したり、つながりを感じながら行う活動もリンキングといえるでしょう。 たとえばお茶の間にいながらPCでフェアトレードのサイトを見て行う買い物も広い意味ではリンキングといえるでしょう。また地元に住む外国人と積極的にふれあうこともそうといえます。
余裕がないからこそリンキング
リンキングは、自分が世界の人たちとつながり、そのことで自分自身、自分の町、そして世界を変えていこうという活動です。でも自分にはそんな時間も余裕もないというのが普通の人の気持ちでしょう。毎日の生活でクタクタという人で日本はあふれています。でも、そ うだからこそ、「世界とつながることで元気をもらう」リンキングに意味があるのです。なぜならリンキングは双方向性のある活動だからです。
小学生が行ったリンキング
数年前、横浜市の小学校の児童がパキスタンの地震被害者のために自分たちで手作りの「しおり」を作って、市 民から募金を行っていました。かれらは自分たちの活動をしっかりと大人に説明し自信にあふれていました。これもりっぱなリンキング活動です。 人のつながりがある国際援助もリンキングの一種といえます。
リンキングのパラドックス
リンキングにはパラドックス(逆説)があります。つまり、途上国を支援するつもりで行った活動が自分たち自身を勇気づける効果があること、そして世界とつながろうとすればするほど、地域社会の中のつながりも深まることです。日本にいながら世界とつながることはだれにでもできる。それをおこなうのがリンキングです。
世界とつながることで元気に
今、日本では先行きの不透明感が深まり、不安が先行しています。先が見えず格差が広がる時代だからこそ、多くの人々が「人への思いやりと行動」が大切だと気づき始めています。リンキングはその思いやりと行動を地域社会から世界を広げる活動であり、「世界とつながることで元気になる」活動といえます。
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